穴の中に、ポトンとパーツを落とすおもちゃ「ぽっとん落とし」は、赤ちゃん・幼児におすすめの知育玩具。
ぽっとん落としは、赤ちゃん・幼児が夢中になれて、簡単に手作りができます。
こちらの記事では、ぽっとん落としに適した月齢(年齢)・知育としてのねらいをまとめました。

今回、実際にぽっとん落としを手作りしてみたので、使った材料・作り方も紹介します!
もくじ
ぽっとん落としを始める月齢は、7・8ヶ月頃からがおすすめ!
ぽっとん落としを始めるのにおすすめの月齢は、7・8ヶ月頃から。
この頃になると、手のひら全体で物を握ることができるようになるからです。
といっても赤ちゃんの発達は個人差が大きいので、物をにぎることができることができるようになっても、ぽっとんと落とすのはまだ難しい赤ちゃんもいます。
また、ぽっとん落としの形によっても、難易度は変わります。
赤ちゃんの発達をみて、穴が大きいもの・シンプルな形のぽっとん落としからはじめてみてください。

手作りなら、赤ちゃんの成長に合わせた難易度のぽっとん落としが作れますし、わりと簡単にできました
ちなみにぽっとん落としは市販のおもちゃでも売られています。
1歳の誕生日にこれを買ったのですが、娘は形を合わせて穴に入れることはできませんでした。

1歳の誕生日に買った市販品
確か1歳半頃から、穴の形に合わせられるようになったと記憶しています。
ぽっとん落としの材料
今回私が作ったのは、ハンバーガーセットのぽっとん落としです。
1.5歳〜くらいから楽しめるかと思います。
1歳までの赤ちゃんには、穴を大きくするか、ハンバーガーだけにするなど調整してみてください。
用意するもの
- タッパーなどの箱
- パーツ用の素材(ペットボトルのキャップ・洗濯ハサミ・ストロー)
- ビニールテープ
- おりがみ・厚紙
- その他道具として、ハサミ・カッター・のり・マジックを使います

今回全て自宅にあるもので作りましたが、もし買う場合でも100均で全てそろいます!
タッパーなどの箱
私は今回、食品を保存する半透明のタッパーを選びました。
娘が外からでもパーツが箱の中に落ちる様子が分かって、よりぽっとん落としが楽しめるかなと思ったからです。
タッパーが無ければ、お菓子の空き箱やミルク缶でも良いです。
ただ天板に穴を開けるので、タッパーの場合天板がかたいものでは無く、柔らかくカットしやすそうなものを選んでください。
パーツ用の素材
箱の中に落とす、パーツ用素材を用意します。
厚紙やダンボールを使ってカタチを作るのも良いですし、ペットボトルのキャップなど身近なものでもいいです。
今回私がパーツとして用意したものは、ペットボトルのキャップ・洗濯バサミ・ストローです。
ビニールテープ
穴をあけたタッパーでケガをしないように補強します。
今回は、装飾にも使いました。
おりがみ・厚紙
装飾に使いました。
装飾なしなら、折り紙は無くても大丈夫です。
ハサミ・カッター・のり
箱やパーツを切ったり加工したり、貼りつけたりするのに使います。
ぽっとん落としの作り方(ハンバーガーセットver.)
今回、娘が好きなハンバーガーセットをコンセプトに、ぽっとん落としを作ってみました!
1. パーツを作る
ハンバーガーの作り方
1.ペットボトルのキャップ2個、テープでくっつけます。
ペットボトルのキャップは、黄色があれば黄色いものを使うといいです。
(無ければ、黄色いビニールテープで巻けばOK)
ハンバーガーのバンズの色を再現できます。
2. キャップの上部分に、黄色い紙(黄色いビニールテープ)を貼り付けます。

ペットボトルのキャップに文字が印字されている場合は、最初に白や濃い目の色紙やテープを巻いてから、黄色の紙やテープを巻くといいです。
文字が透けにくくなりますよ
3. ハンバーガーを意識して、ペットボトルのキャップのまわりを茶色(パティ)や、緑(野菜)のおりがみ・テープで巻きます。
4. 最後にペットボトルの上部分に、茶色で点々を書いて(バンズのゴマ)できあがり!
ジュースの作り方
1. 洗濯ばさみの形・サイズよりも少し大きめに、おりがみをジュースの形に切ります。
切り抜きしたおりがみを厚紙に貼り付け、形に沿って厚紙ごと切り抜きます。
2. 切り抜いた厚紙をハサミに貼り付けたら、できあがり!
ポテトの作り方
1.ストローを約1/4づつ切ります
2.切ったストローを黄色のビニールテープで巻いて出来上がり
2. 箱の天板に穴をあけ、補強・装飾する
作ったパーツのかたちに合わせカッターナイフで天板に穴を開けます。
子どもが遊ぶ時に、あけた穴のフチでケガをしないように、穴に沿ってテープを貼っておくと安心です。
次に折り紙を使って、ハンバーガー・ジュース・ポテトのかたちに切り抜きします。
天板に空けた穴に合わせて切り抜きを貼りつけ、ふたたび穴を空けてできあがり!
ぽっとん落としの遊びかた

娘は2歳半なので、すぐに遊び方を理解していました。
「ポテトいれてー」「ジュースいれてー」と喋りながら、遊んでいました
ぽっとん落としは、穴の空いた箱と同じ同じ形のパーツを箱の中に落とす遊びです。
最初はなかなかパーツと穴が合わせるのが難しいかもしれませんが、手伝ってあげたり自由に遊ばせてみてください。
こどもは、向きを変えたり力づくで入れようとしたたり試行錯誤しながら、やがてできるようになります。
ぽっとん落としのねらい
ぽっとん落としは、楽しいだけでなく知育としてのねらいもあります。
思考力、創造力を育てる
ぽっとん落としは、パズルのように穴のかたちにパーツを合わせます。
子どもたちはパーツがぴったり穴にはまるように、パーツをあっちに向けたり、こっちに向けたり・・
「どうしたら穴にはまるのかな?」
「はまったらどうなるのかな?」
そうやって試行錯誤することで、思考力や創造力が育くまれていきます。
巧緻性(こうちせい)が高まる
ぽっとん落としは、パーツをつまんだり向きを変えたりと、手指をたくさん動かします。
手指をたくさん動かすことで、だんだんと細かい動きや複雑な動きができるようになっていくという巧緻性(こうちせい)の向上が期待出来ます。
達成感を得られ、自信につながる
小さな子どもたちにとっては、パーツを同じ形の穴に合わすのはちょっとむずかしいかも。
それが試行錯誤を経て、ポトンとパーツが箱の中に落ちると「やった!できた!」と達成感を得られます。
達成感を得られるというのは「自分にも出来るんだ!」という自信へつながります。
【まとめ】月齢に合わせたぽっとん落としを作ろう!
ぽっとん落としは赤ちゃんのとき、幼児の時期に遊ぶことでメリットをたくさん得られる遊びです。
ものを掴むことができるようになったら、まずは簡単なぽっとん落としからはじめてみては?
最初はパーツを同じカタチの穴にはめて落とすことが難しいかもしれません。
しかし赤ちゃんや幼児は、成長とともに遊びながら色々なことを学んでいきます。
手作りなら、簡単なぽっとん落としができるようになったら、複雑な形の穴とパーツに作りかえてレベルを上げることもできます。
いろいろと工夫して、ぽっとん落としを楽しんでみてくださいね。
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