ソフトバンクの『iPhone6』で使える格安SIMまとめ

iPhone6はSIMロック解除ができません。
「ではソフトバンクのiPhone6では、どの格安SIMを選べばいいの?」という人のために、こちらの記事では、ソフトバンクのiPhone6から乗り換えができる格安SIMを一覧にまとめました。
今使っているソフトバンクのiPhone6をそのまま使いたい場合、使える格安SIMの種類は限られますが、格安SIMに変更することで、毎月の使用料金を安くおさえることは可能になります。
2018年9月追記:
2018年9月より、マイネオのソフトバンク回線がはじまり、今一番お得でおすすめはずばり”マイネオ”です。
\ 今いちばんお得なのは、マイネオ /
ソフトバンクのiPhone6で使える格安SIM5選
これから書く格安SIMは、”SIMロックがしてあるiPhone”、”SIMロック解除したiPhone”、”SIMフリーのiPhone”全て使うことができます。
私が使っているiPhone6は、SIMロック解除することができません。つまり、SIMロックしてあるiPhoneということですね。しかし以下の格安SIMなら、SIMロック解除することなく使える貴重な格安SIMになります。
また、実際にこれらの格安SIMを申し込む時には、あなたが現在使っているiPhoneのシリーズが動作確認済かどうか再度確認してから申し込むようにしてください。SIMの種類やサイズも間違えないように気をつけましょう。
ちなみに、格安SIMの料金プランを見ていると出てくる「データSIM」「音声SIM」という言葉の意味は下記のとおりです。
データSIM・・・ネットだけ使いたい
音声SIM・・・電話もネットも使いたい
データSIMでは電話することができません。私はあまり電話はしませんが、携帯はiPhone1台持ちなので、電話も使えるようにしておきたいです。なのでデータ専用のSIMではなく、「音声SIM」を選びました。
電話の通話料金に関しては、それぞれ格安SIM会社ごとに専用の電話アプリがあり、それを使うことで通話料金が安くなります。電話アプリを使った場合の通話料金は、以下5つの格安SIMは全て同じ金額で、30秒10円でした。
以下にソフトバンク回線の格安SIMの表を作りました。料金が比較しにくいため、参考までに5GB使った時の料金も一例として表にいれています。
SIMの種類 | 料金 | 速度 | 5GBの料金 | その他 | |
nuroモバイル |
データ専用 音声通話付き |
データ:2GB 980円 音声:2GB 1,680円 |
下り:612Mbps 上り:37.5Mbps |
データ:1,780円 音声:2,480円 |
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b-mobile | 音声 | 1GB 990円〜 | 案内なし | 2,990円 |
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リペアSIM |
データ 音声 |
データ:3GB 900円 音声:3GB 980円* |
5〜10Mbps |
データ:1,580円 音声:2,180円 |
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LINEモバイル |
データ 音声 |
データ:3GB 1,110円〜 音声:3GB 1,690円〜 |
案内なし |
データ:1,640円 音声:2,220円 |
|
*リペアSIMの音声3GB 980円は最初の3ヶ月のみ。通常は1,780円
1. nuroモバイル
nuroモバイルのソフトバンク回線では、”データ専用SIM”と”音声通話付きSIM”から選ぶことができます。
“音声通話付きSIM”にすると電話ができ、無料の「nuro モバイルでんわ」アプリを使って電話することで、30秒10円で通話ができます。(アプリを使わないと30秒20円)。ちなみに電話をかけた相手方にアプリが入っていなくても問題ないですし、こちらがアプリを使って電話をしていることは相手方には知られません。
+800円で10分かけ放題をつけることができます。
注意点としてnuroモバイルのソフトバンク回線では、2GBと5GBの2種類になっています。なので月によって通信量に波があると、もったいないです。ちなみに5GB以上になった場合はどうなるのかを問い合わせしたところ、「速度制限がかかる」とのことでした。
「文章だけなら開くと思うけれど、アイキャッチ画像や広告が入っているとおそらくタイムアウトになってしまうでしょう」とのことでした。実質的に5GB以上は使えないと考えたほうがよさそうです。
通信速度をお試しで確認できたら一番よいのですが、格安SIMにはお試しのようなプランはありません。またnuroモバイルの音声通話プランは、最低利用期間が12ヶ月となっているため、それ以前に解約してしまうと解約手数料がかかります。
>>「nuroモバイル」を詳しく見てみる
2. b-mobile
b-mobileの通信量の料金設定は、使った分だけのお支払い。
出典:b-mobile
最低料金は990円(1GB)で、それ以上は通信量に応じて加算されます。2GB〜10GBは1GBあたり+500円、11GB〜15GBは1GBあたり350円です。
例えば、2GB使った月は1,490円、3GB使った月は1,990円になります。
音声SIMですが、料金の中に無料通話は含まれていません。無料の「b-mobile電話」アプリで電話すると、30秒10円(アプリを使わない場合は30秒20円)で電話ができます。
5分以上の電話を月に10回以上使うなら、+500円の5分以内かけ放題をつけたほうがお得になります。5分以降は、やはりアプリで電話して30秒10円です。
自宅にWi-Fiがあって、通信量が抑えられる人によいかもしれません。または、逆に使う通信量が多く速度制限がかかってしまっていたような人も、速度制限かからず使えるためよいかもしれません。こちらの格安SIMは15GBまでの対応になります。
また速度について問い合わせてみたのですが、「通信速度の案内はしていない」とのことでした。お試しなどはなく、最低利用は5ヶ月以上となります。それより早く解約すると解約金として8,000円かかります。
3. リペアSIM
出典:リペアSIM
iPhone修理のあいさぽから出ている格安SIMです。そのためiPhoneが壊れた場合にキャッシュバックがあるのが他の格安SIMとの大きな違いです。
+850円で5分通話かけ放題がつけられます。音声3GB 980円というのは非常に安いですが、これは3ヶ月間のみの割引金額で、通常は1,780円です。
通信速度について問い合わせしてみたところ、「5〜10メガ前後」とのことでした。「よほど大きなファイルをダウンロードしない限りは、今までソフトバンクで使っていたのと体感的には変わらないでしょう」という返答をいただきました。実際ネットの閲覧1Mbps、動画3Mbpsと考えると、確かに問題なく使えそうです。
また音声SIMは最低利用期間が12ヶ月間設けられていて、その間に解約すると9,500円かかります。
通常どこの格安SIMも、通信速度を試すことが出来ないのがネックと感じています。
しかし現在あいさぽ新宿本店で、スピード体験を実施中です(2018年7月24日〜8月31日まで)。
これは今現在あなたが使っているiPhoneでリペアSIMの速度をお試しすることができるため、非常にめずらしくうれしいサービスです。ぜひ試してみるといいですね。 →スピード体験は終了しました。
こちらの格安SIMは20GBまでの対応です。
4. LINEモバイル
LINEモバイルは、他の格安SIMとは異なる3タイプの料金体制です。
- LINEフリープラン・・・LINEでの通話、データが無料。1GBのみ
- コミュニケーションフリープラン・・・LINE、Twitter、Instagram、Facebookが無料。3、5、7、10GB
- MUSIC+プラン・・・LINE MUSIC、LINE、Twitter、Instagram、Facebookが無料。3、5、7、10GB
※LINE MUSICの月額料金が無料ではありません
上の価格表では、”コミュニケーションフリープラン”を記載しました。
+880円で10分かけ放題がつけられます。
通信速度は、「案内していない」とのことでした。「2018年7月よりソフトバンク回線が始まったばかりですが、ドコモ回線より早い」ということで、具体的な数値に関しては教えていただけませんでした。
また一般的に、格安SIMに変えるとLINEで友達を追加したい場合、ID検索が使えなくなります。そのため「ふるふる」や「QRコード」を使って友達追加する必要があるのですが、LINEモバイルではソフトバンクなどのキャリア同様ID検索で友達を追加することができます。これは地味に嬉しい機能です。
ソフトバンクから格安SIMに乗り換えると、これくらい安くなる【我が家の場合】
私は現在nuroモバイルか、リペアSIMを検討しているので、その2つで比較してみます。
私のソフトバンクでの過去半年のiPhone6の使用状況をもう一度整理すると、このようになります。
- 通話料・・・40円〜220円
- 通信量・・・3.02GB〜7.32GB
- スマホ代金・・・5,867円〜6,382円
これをもとに、nuroモバイルとリペアSIMで金額を比較してみましょう。
ソフトバンク | nuroモバイル | リペアSIM | |
通話料 | 40円〜220円 | +800円 | +850円 |
通信量 | 3.02GB〜7.32GB | 5GB 2,480円 | 5GB 2,180円 |
スマホ代金 | 5,867円〜6,382円 | 3,280円 | 3,030円 |
通信量は、ソフトバンクでの平均をとって5GBとしました。通話料は現在ソフトバンクの家族間無料通話分がプラスされますが、5分以上話すことはないため、オプションのかけ放題をつけました。
現在のソフトバンクと比較すると、およそ半額になります。ソフトバンクの端末支払いは終わっていますし、今のiPhone6を引き続き使うつもりなので、端末代金は入っていません。
ソフトバンクのiPhone6から格安SIMにするときの注意点・心配事
速度が安定しない可能性がある
格安SIM全てにいえることですが、ソフトバンクなどのキャリアに比べると通信速度が遅いと言われています。格安SIM最大の弱点といっても良いくらいです。
特にアクセスが集中する12時〜13時のお昼時は、ページを開くのに時間がかかると思っていた方がよいでしょう。
しかしランチタイムにスマホは見ることが少ない、ランチタイムの時間は日によって違う、昼間は自宅のWi-Fiで使うという人にとっては、ランチタイム時にサクサク見れなくても問題ないのかなと思います。
私はランチの時間が日によって違う上に、この時間あまりスマホは見ないので、特に問題ないですね。
ソフトバンクのキャリアメールが使えなくなる
@softbank.ne.jp、@i.softbank.jpといったソフトバンクのキャリアメールが使えなくなります。そのため、LINEをメインに使う予定ですが、相手がLINEをやっていない人もいるため、GmailやYahoo!メールを作るといいです。
iPhoneにGmail、Yahoo!メールのアプリを入れておくと、使いやすいですよ。個人的にはGmailの方が迷惑メールも来ないですし、必要なメールが迷惑メールフォルダに入ることもないので使いやすいです。
ソフトバンクの各種割引がなくなる
私の場合は、ソフトバンクから格安SIMに変更することで、自宅のネット回線との「おうち割」が無くなります。また家屋でソフトバンクだったのに、1人だけ格安スマホにするとなると家族間通話でも電話代がかかるようになります。
キッズ携帯のために1人はソフトバンクに残る
私は子供にソフトバンクのキッズ携帯をもたせています。そのため、夫婦のうちどちらかはソフトバンクに残らなくてはなりません。
子供に格安スマホを持たせるという選択肢もありますが、まだ小学生なのでスマホは早いと考えていて、夫婦共に格安SIMにできないのは仕方ないと考えています。
ソフトバンクに解約手数料を支払っても格安SIMにすべきか?
解約手数料を支払っても、ソフトバンクでの支払いと格安SIMでの支払いの差額が大きいのであれば、数ヶ月でペイできるため、結果的にお得になる人が多いででしょう。
しかし自動更新の時期まで2、3ヶ月というのであれば、あせらずに待っていた方がよいですね。
今のiPhone6が壊れた場合
私は今のiPhone6をそのまま使い続けるつもりですが、いずれ使えなくなる時がくるかもしれません。その場合は修理するか、新しいSIMフリーiPhoneを買うことになるでしょう。
やっぱりソフトバンクに戻りたくなったら、戻ればいい
最後に心配事というか割り切り方ですが「格安スマホがどうしても使いづらかったらソフトバンクに戻ればいい」というスタンスでいます。
「速度が遅かったらどうしよう」などと心配して今のままソフトバンクで高額な金額を支払い続けるの選択肢の1つですが、これだけ格安スマホが話題になりつつあるので、「試しに一度使ってみるか」くらいの気持ちでもいいのかなと思います。
もし選んだ格安SIMが使い物にならなかったら、別の格安SIMに変更してもよいのです。ここに書いた格安SIMは最低利用期間さえ過ぎてしまえば、違約金などはかかりません。
これはソフトバンクなどのキャリアの違約金が発生しない期間が、2年に1回2ヶ月間だけしかないのに対し、最低利用期間が過ぎたらいつでもOKというのは、かなり大きなメリットと言えます。(格安SIMでもUQモバイルやY!モバイルには2年しばりがあります)
まとめ
ソフトバンクのiPhone6に格安SIMを入れて使うことはできますが、2018年7月現在、使える格安SIMが限られています。
私の場合は通信量が多いことと、通話もしたいので「音声SIM」の5GBあたりの料金で比較しています。
格安スマホにすることで、通信速度が遅くなると言われているため、格安スマホにする一番の心配事は通信速度ですね。
しかしnuroモバイルは比較的早そうですし、リペアSIMも今ならあいさぽ新宿店で通信速度が試せるようなので、お近くの人は、足を運んでみてはいかがでしょうか?